熊谷市消防職員(高卒程度)に2021年度合格した方の体験記
熊谷市消防職員採用試験(高卒程度)に独学で2021年度最終合格・内定した方(既卒)の公務員試験体験記です。
- 名前
- のむのむ
- 年齢
- 24
- 性別
- 男性
- 最終学歴
- 埼玉県立熊谷農業高等学校 卒業
- 職歴
- 自営業
- 内定先
- 熊谷市
- 最終合格した年/試験名/職種
- 2021年/熊谷市消防職員採用試験(高卒程度)
- 学習期間
- 6カ月
- 学習科目
- 文章理解、数的処理、判断推理、自然科学、人文科学、社会科学、社会学、個別面接、集団面接、時事
- 学習スタイル
- 通学
- 使用した参考書
- 新スーパー過去問ゼミ 数的推理
新スーパー過去問ゼミ 判断推理
新スーパー過去問ゼミ 社会科学
新スーパー過去問ゼミ 人文科学
新スーパー過去問ゼミ 自然科学
速攻の時事 - 利用した予備校・通信教育
- 専門学校(※非公表希望)
- 筆記試験対策の内容
- 私は、高校卒業後に実家の自営業に就職をして数年間仕事をしていたため、しばらく勉強からは離れていました。
そのため、公務員試験を受けようと決意した当時はあまり学力に自信がなく、専門学校へ進学して一から筆記試験の勉強をやり直そうと考えました。
進学した学校では、筆記試験の頻出問題を中心に幅広い教科を勉強しました。
基本的には、授業の内容をしっかりと理解できるよう予習復習を中心に行いましたが、休日など時間がある時には過去問題集等を使い、勉強した知識を実際に使って問題を解く機会を持つようにしました。
特に私は、理数科目が得意ではなかったので、分からない問題や難しい問題は時間をかけて悩まず、先に答えを見て解法や要点を理解してからもう一度解いてみる、というふうに勉強をしました。
社会科学や人文科学といった暗記科目はどちらかというと得意だったので、とにかく覚えるまで繰り返しテキストを読み込みました。
また、青いボールペンを使ってノートに書き込むことで記憶の定着がしやすいというのを聞いたので、要点をメモするときは青いボールペンを使うようにしました。
学校では毎週模擬試験が行われたため、その復習を欠かさず行ったことで、本番でも類似の出題に対応することができ、得点アップにつながったと思います。
また、時事や社会問題の出題に備え、日頃からニュースはこまめにチェックするようにしました。
さらに、論文対策のために、ニュースをチェックするだけではなく、それに対する自分なりの意見を考え、文章に書き、先生方に添削してもらう習慣をつけました。 - 人物試験対策の内容
- 私は、面接試験対策のために自己分析と志望先の研究を重点的に行いました。
自己分析では、私が今まで体験してきた様々な経験から、自分の長所や短所、強みや自己PRになりうる物事を思い出し、まずはノートに全て書き出しました。
それを元に、面接でどの体験をどのようにアピールするかを考えるようにしました。
その中で、長所・短所については1個ずつではなくたくさん洗い出し、それぞれを裏付けるエピソードを整理しておくことで、様々な質問に対応できるようにしました。
また、消防職員を志望する立場であったので、自分の長所が消防職員としてどのように活用出来るのか、また、逆に消防職員として仕事をする際、どのような長所が重要になるのかということも考えました。
次に、志望先の研究については、まずは自治体が発表している消防年報や総務省が発表している消防白書を読み、現状を知った上でどのような解決策があるのかを考えました。
また、受験する自治体にどのような課題があり、それに対してどのような取り組みを行っているのかを調べ、自分が取り組みたい仕事とマッチしているかというのも考えました。
さらに、視野を広げるために、受験する自治体が消防や防災以外に取り組んでいる事業にも目を通し、それに消防職員として関わるならどのようなことができるかを考えることもしました。
これらに加え、主観的な考えに偏らないよう、受験先の自治体の住民の方に直接話を聞きに行き、行政についての意見や防災に対してどのように考えているのかを聞いて回りました。
こういった地道な努力を重ねたことで、面接試験では住民の方々のために貢献したいという熱意を、具体性を持って伝えることができたと考えています。 - 受験生へのメッセージ
- 公務員試験を受験し、最終合格を頂いた今振り返ってみると、公務員試験に臨むにあたって大切なことの一つは、自分自身が得意なことと不得意なことを明確にする事だと感じます。
公務員試験では、教養試験のほか適性試験、論文試験、面接試験、体力試験など、幅広い能力が問われます。
このため、がむしゃらに対策を進めるよりも、まずは自分の得意不得意を分析し、どこに重きを置くべきかという計画を立てて取り組むことが大切だと思います。
また、試験科目で問われる知識や、目標を立てて取り組む姿勢は仕事に就いてからも大切になると思います。
予行練習も兼ねてやれるだけのことをやりきってみてください。
皆さんの合格を祈っています。